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* 3分でわかる高齢者の食事 過去ログ<2002年> *

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●2002.12
1 主食(ごはん)のポイント
ごはんの場合、噛みにくい場合やむせやすい場合は大目の水で炊いた軟飯にしましょう。
それでも食べにくい場合、汁をたっぷり吸ったお粥にします。
チャーハン(普通食)→リゾット(咀嚼困難食)→あんかけチャーハン(嚥下困難食)
2 主食(パン)のポイント
パンの場合、食パンの耳のようにかたい食感の部分は食べにくく、除くようにしましょう。
軟らかい部分もフレンチトーストなどにし、しっとりさせます。
トースト(普通食)→フレンチトースト(咀嚼困難食 ・嚥下困難食)
3 主食(めん類)のポイント
めん類は、茹ですぎるくらい軟らかくしましょう。食べ物をすすり込むと誤嚥しやすいので、めんは短く(5cm)くらいの長さに切ります。むせがひどいときは、汁にとろみをつけてあんかけにします。
うどん(普通食)→柔らかうどん(咀嚼困難食)→あんかけうどん(嚥下困難食)
4 汁物のポイント
汁物は、具を噛んでいるときに汁だけが気づかないまま、気管に流れてしまい、誤嚥の危険性を高めます。汁にはとろみをつけ、具は軟らかく煮て、細かく切るようにしましょう。
豚汁(普通食)→柔らか豚汁(咀嚼困難食)→すり流し豚汁(嚥下困難食)
5 肉料理のポイント1
咀嚼・嚥下困難食には、軟らかい部位の肉(豚ヒレ・もも・ロース、牛ヒレ・サーロイン、鶏肉ささみ・胸)がおすすめです。料理方法は、肉を長時間煮込んで軟らかくした煮込み料理はどちらの障害の人にも食べれます。
6 肉料理のポイント2
咀嚼困難食は、肉は厚くても薄くても食べにくいので、薄切り肉を一口大に丸めて切るようにしましょう。嚥下障害食は、肉を小さく切ってあんをからめるもしくは、鶏肉などは、くず引きにすると食べやすくなります。肉を軟らかくする生姜・パイナップルには、たんぱく質分解酵素があり活用しましょう。
7 魚料理のポイント
魚は加熱すると身がしまりかたくなる種類のもの(カジキ・カツオ・さわら・あじなど)があります。加熱しても身がしまらない種類のもの(たら・カレイ・いわし・穴子など)
蒸し物は、水分を保持したまま加熱でき、煮魚も多めの煮汁をからめながら食べると食べやすくなります。
8 '野菜の葉物料理のポイント
青菜のように厚みが薄いものは、噛み切りにくものです。なるべく色が変わるくらい軟らかく煮る、もしくは茹でて5〜8mm程度に切るようにしましょう。
嚥下困難食は、軟らかい葉先のみを使い、ごまや豆腐などで合えると食べやすくなります。
9 豆腐料理のポイント
豆腐は安全性が高いように思われがちですが、むせがひどい人にはくずしたり、裏ごしをすることで安心して食べれます。
揚げ出し豆腐(普通食)→蒸し豆腐(咀嚼困難食)→豆腐入り茶碗蒸あんかけ(嚥下困難食)
10 かき雑炊
  材料/2人分
    かき          4個
    塩           少々
    酒           大さじ1
    ごはん         200g
    ときたまご       1個
    だし          2カップ
  a しょうゆ・酒      各小さじ1
    塩           少々
    ねぎ          適量
    のり          適量
        
 作り方
1.かきはざるに入れて、塩をふりかけ、流水でよく洗う。水気を切って酒をふりかける。
2.ごはんをざるに入れ、水で洗い粘りをとる。
3.鍋にごはん、aをいれて煮たて、弱火で5分煮る。カキを加えて火が通るまで煮る。
4.たまごを流し入れ、ねぎを散らす。
11 食物繊維の多い野菜料理のポイント1
高齢者の便秘は深刻な問題として取り上げられます。しかし、食物繊維の多い食品は、高齢者にとって食べにくいものが多いですが、一工夫で食べやすくなります。
根菜類は、小さく刻む・すりつぶすと思いがちですが、軟らかく充分加熱することで食べやすくなります。ごぼうなどは、薄くささがきにするよりも、厚みをもたせて切るほうが噛み切りやすく、切る前にたたいておくとなお食べやすいです。
12 食物繊維の多い野菜料理のポイント2
咀嚼困難食には、噛み切りにくい具は隠し包丁を入れておきましょう。嚥下困難食には、小さく切り、軟らかく煮て最後にとろみをつけます。どうしても食べにくい場合は、海苔のつくだ煮、きのこやごぼうのポタージュなど、工夫をしてみましょう。
13 いも類の料理のポイント
かぼちゃやジャガイモ類などは、誤嚥をおこしやすいです。パサパサした食材は、むせやすくなり飲み込むことが難しくなります。
水分を多くして軟らかく煮るのもポイントです。嚥下障害食には、とろみをつけましょう。
14 寄せ豆腐あんかけ
材料/1人分
  絹こし豆腐           1/4丁
    えびすり身           30g
  a とき卵             1/2個
    だし汁             大さじ2
    塩・酒             各少量
    だし              1/5カップ
薄口しょうゆ・片栗粉      各小さじ1/2
酒               小さじ2
 作り方
1. 豆腐は裏ごしをする。
2. 1とaをよく混ぜ合わせ、器に入れます。
3. 蒸し器に強火で2分、弱火で7分蒸します。
4. Bを合わせて火にかけ煮立てて、あんを作り3をかけます。
15 衣つきのフライ料理のポイント
フライの衣がかたく食べにくいものです。出来上がったフライにソースをつけておくだけで、しっとりして衣がやわらかくなります。咀嚼困難食には、薄切りの肉を何枚の重ねて、フライにし、一口大に切ることで噛み切りやすくなります。
16 食事の量が減ってきたら
高齢者は、夜寝るのが遅く、朝の起床も遅くなりがちです。1日2食になったり、食が細くなったりします。主の食事が思うように取れないときは、間食を工夫するようにしましょう。
好きなものを優先し、エネルギー補給ができるよう心がけします。例えば、菓子パン・ヨーグルト・和菓子など。栄養補助食品など上手に利用しましょう。
17 体重減少がみられるとき
体重は栄養状態を示すバロメーターです。体重測定は定期的に行いましょう。
低栄養状態の予防に役立てるようにします。体重減少は、エネルギーやたんぱく質をしっかり摂取する必要があります。主食のご飯が食べれるように、炊き込み御飯やおすしなど、また口ざわりのよい、アイスクリームやババロアなどもいいでしょう。
18 かぼちゃのポタージュ
材料/2人分
    かぼちゃ            100g
    たまねぎ            50g
    牛乳              200cc
    生クリーム           30cc
    コンソメスープ         100cc
              
 作り方
1. かぼちゃとたまねぎは、適当な大きさに切ってコンソメスープで煮る。
2. 軟らかくなったら、ミキサーにかけ攪拌し、牛乳と生クリームを加え
ひと煮立ちさせる。
3. 塩・コショウで味を整える。
エネルギーアップさせたいときは、バターをお好みで入れてください。
19 低栄養を予防するポイント1
手軽に食べれるように、身近に食べ物を置いておきましょう。おかき・果物・お茶など手の届くところにおき、食べましょう。
20 低栄養を予防するポイント2
1回の量が食べれない場合、複数回に分けて食べるようにしましょう。間食にも注意し、
不足しがちな栄養素が取れるように工夫します。
21 低栄養を予防するポイント3
脱水には要注意です。脱水になっていても高齢者の場合、高熱がでないことも多く、わかりにくいです。ケアする人が1日の水分管理をしっかりしましょう。
むせるときには、とろみをつけたり、市販品でゼリー状の飲料を利用しましょう。
22 蓮根とろみ汁
材料/2人分
    レンコン        100g
    絹ごし豆腐       60g
    だし汁         2カップ
    白味噌         大さじ1.5

作り方
1. レンコンは、酢水につけてあく抜きをしておく
2. 鍋にだし汁を煮立て、レンコンをすりおろす
3. とろみがついてきたら、味噌を加えひと煮立ちさせる
23 低栄養を予防するポイント4
家族や施設などみんなで食べることを心がけましょう。1人で食べる孤独感は、食欲低下したり、食事回数・量が減ったりします。楽しい食事ができる環境つくりが大切です。
24 低栄養を予防するポイント5
日本の食文化は、四季によってそれぞれの行事があります。旬の食材には、旬ならでわの味わいがあり、それぞれの食にまつわる思い出もあります。季節感のある1品は食欲を増
します。
25 在宅での嚥下の取り組み1
鼻からチューブを入れて生活をされている患者さんが、口から食べないと空腹感から
開放されないと訴えられ訪問。1年間、チューブを入れておられる為、最初はとろみをつけたお茶を小さじ半分から開始しました。食べれる自信と食べれた満足感でやる気をおこさせ、家族の協力を得ながら慎重にすすめました。
26 ジャガイモのあんかけ
材料/2人分
    じゃがいも          160g
    にんじん           30g
    ホタテ貝缶詰         1/2缶
    サラダ油           小さじ2
    だし汁            1カップ 
    しょうゆ           小さじ1
  a 酒              大さじ2
    塩              小さじ1/4
    コショウ
    片栗粉            小さじ2

1. じゃがいもとにんじんは7〜8mm厚さの輪切りにし、水にさらす
2. フライパンにサラダ油をいれて中火で1を炒める
3. aとホタテ貝の汁を加え、野菜がやわらかくなるまで煮る
4. 最後にコショウをお好みで振り、片栗粉でとろみをつける
27 在宅での嚥下の取り組み2
奥さんが看護師の資格があり、理解があってお料理好きだったため、順調な経過をたどりました。1口だったお茶が、2口・3口と増え、味噌汁・スープ等をとろみをつけながらすすめていきました。
28 在宅での嚥下の取り組み3
順調な経過をたどっていたのですが、季節の変わり目に咳・痰が出るようになり、誤嚥性肺炎の危険性もあり、食事のすすめ方を緩やかにしました。食欲のない日はお休みし、本人の意思を尊重しながら調整しました。
29 在宅での嚥下の取り組み4
体調が安定し、本人の要望で「ごはん」を食べることにしました。しかし、ごはんそのままであれば、むせになりやすく、とろみをつけた軟らかくした煮物といっしょに混ぜて食べてもらいました。大変喜んでいただき、大人茶碗1/3まで食が勧められるようになりました。
30 在宅での嚥下の取り組み5
ごはんと煮物を混ぜた食事に飽きられたのか、「餌のよう」と言われ、食事を一次中断しました。食べれるようになると、わがままがでてきます。体調を見ながら、あんかけの魚・茶碗蒸しなどを食べ、やはり奥さんの手作りに勝る美味しいものはないのだと感じました。
介護者の負担を軽減させるために、市販品をすすめていましたが、単調な味に飽きを感じられ、現在は手作りを中心に食事が勧められています。
31 在宅での嚥下の取り組み6
在宅にかかわり、食は健康の源であり、情緒を安定させるものだと実感しています。
子供のときからの食の幅が広ければ広いほど、高齢者になったとき生きがいが増えるのだと思います。栄養士は、患者さんの状態を見て、患者さんの食べたいものを食べれる状態に調理するのが役割です。
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●2002.11
1 骨粗しょう症とは-3
人間はの骨は20〜40歳代で最大骨量に達し、それ以降、加齢とともに減少していきます。ことに女性は、閉経によって、骨をつくるように働きかける女性ホルモンが激減するため、骨からカルシウム溶出が促進される傾向にあります。
2 骨粗しょう症の症状
骨粗しょう症になって骨の内部がスカスカになると、ちょっと外力が加わるとつぶれたり、あるいは背が縮んだり背中が丸まったりします。脊椎変形による痛みで起き上がれなくなったり、尻もちをついたとき背骨がつぶれることもあります。
3 他の疾患による骨粗しょう症
2次性の骨粗しょう症になる場合もあるので注意しましょう。例えば、胃を切除すると、胃酸が出にくくなってカルシウムの吸収力が低下し、骨粗しょう症になる危険因子の一つとなります。
4 骨粗しょう症検査方法
ふつうは骨が減りやすい背骨と大腿骨、それに手首も加えた3ヶ所の骨量を調べます。骨の減り方は、場所によって異なるため、計る場所が多いほど診断が正確になります。
5 骨を丈夫にするには・・・
骨の健康を考え、カルシウム・ビタミンD、ビタミンKの3つに気をつけて摂取しましょう。腸からカルシウムを無駄なく吸収するためにビタミンDが必要です。また、骨量の減少を防ぐ働きもあります。
6 ビタミンDについて
ビタミンDの所要量は1日100〜200IUです。日光にあたることでその数分の1は、皮膚で合成することができますが、その他は食事で摂取しましょう。ビタミンDを豊富に含む食品には、サケ・サバ・うなぎ・マグロの赤身などがあります。
7 ビタミンKについて
ビタミンKは骨を健康に保つために大切な働きをするビタミンです。海藻・納豆・野菜などに多く含まれます。納豆を食べる習慣が、日本人から骨粗しょう症から守っていた可能性はあります。
8 とりすぎに気をつけたい食品-1
まずは、食塩とリンです。食塩の取りすぎに注意しなければならないのは、余分な塩分が体外に出ていくとき、カルシウムもいっしょに排出されるからです。
9 とりすぎに気をつけたい食品-2
嗜好品についても注意が必要です。最高摂取量として、コーヒーなら1日3杯、アルコールは日本酒なら1合、タバコは20本までに抑えましょう。
10 カルシウムを上手に摂取する料理法
厚揚げののりチーズ焼き

材料/2人分
    厚揚げ         1枚(200g)
    プロセスチーズ     40g
    焼きのり        全型1/2枚
    おろししょうが     小さじ1/2
    しょうゆ        小さじ1

作り方
1. 厚揚げは、厚みに深く切り込みを入れて袋にし、チーズとのりをはさみます。
2. オーブントースターで厚揚げがふくれるまで10〜15分焼きます。
3. 生姜じょうゆをかけてます。
11 乳製品はカルシウムの吸収に優れています
カルシウムの補給には、毎日牛乳を飲む習慣をつけたいものです。その他、スキムミルク・ヨーグルトチーズなども積極的にとりましょう。
12 牛乳が飲めない人へ-1
牛乳を飲むとすぐに下痢をしてしまう乳糖不耐症の人も、スプーン1〜2杯が大丈夫なら、少量の牛乳を飲むことからはじめ、胃腸を慣らすことで乳糖分解酵素が徐々に増えて飲めるようになることがあります。
13 牛乳が飲めない人へ-2
牛乳を温めるたり、スープやシチューなどに入れて加熱すると食べやすくなります。どうじても飲めない人には、乳糖をはじめから部分的に分解してあるタイプの牛乳がおすすめです。また、同じ乳製品でもヨーグルトやチーズには乳糖は含まれていないので、安心して食べられます。
14 カルシウムを上手に摂取する料理法
洋風白和えサラダ
材料/2人分
    もめん豆腐           2/3丁(200g)
    乾燥わかめ           3g
    トマト             2個(360g)
   a・プレーンヨーグルト       大さじ4
    ・マヨネーズ           大さじ1
    ・粒マスタード          大さじ1/2
    ・塩・コショウ          各少々

作り方
1. 豆腐は2cm各に切り、ざるに広げてしばらくおき、水けをきります。乾燥わかめは、水で戻し、熱湯をくぐらせ、水分をきります。2〜3cm幅に切ります。
2. トマトは、湯むきをし、12等分のくし形に切る。
3. ボールに豆腐の約半量を入れてつぶし、残りの豆腐とわかめ・トマトを入れ、aであえます。
15 骨粗しょう症の診断基準
骨中のカルシウム量が、若年成人(20〜44歳)平均値の70%未満になると、骨粗しょう症と診断されます。80%以上なら正常、70%以上80%未満なら骨量が減少していると判断されます。
16 骨粗しょう症の危険信号-1
1. 牛乳や乳製品はあまり好きではない
2. 小魚や豆腐、野菜はあまり食べない
3. タバコを1日20本以上吸う
17 骨粗しょう症の危険信号-2
1. 運動や体を動かすのが苦手
* 骨への刺激が少なくなり、骨を弱くします。
2. 日光にあたる機会が少ない
* ビタミンDは活性型ビタミンDに形を変えてカルシウムの吸収を促進します。
18 カルシウムを上手に摂取する料理法
高野どうふのとろみあんかけ
材料/2人分
    高野豆腐            2個(30g)
    小松菜             100g
    干ししいたけ          4枚
   a・だし              1カップ
    ・みりん・しょうゆ        各大さじ1
    ・片栗粉             小さじ1
    ・水              小さじ2
    お好みで七味唐辛子       少々

作り方
4. 高野豆腐はぬるま湯で戻し、水けをしっかり絞る。長さを半分に切り端から1cm幅で切ります。
5. 小松菜は4cm長さに切る。しいたけは水で戻し軸を除き、そぎ切りにする。
6. aを煮立てて高野豆腐・しいたけを入れ、弱火で5〜6分煮る。小松菜を加えて煮、しんなりしたら水溶き片栗粉でとろみをつける。お好みで、七味唐辛子を入れます。
19 骨粗しょう症の危険信号-3
1. 身長が低くなった 
* 背骨や腰骨がもろくなり、体の重みでつぶれたため起こります。
2. 背中が丸くなったり、腰が曲がったりしてきた
* 骨がつぶれることで起こる、骨粗しょう症の特徴の一つです。
20 骨粗しょう症の危険信号-4
1. やせている
2. 親戚や家族に骨粗しょう症の人がいる
* 同じ体質を受け継いでいる可能性があります。
3. 胃腸の手術を受けたことがある
* カルシウムを胃酸でとかして消化ができなかったり腸での吸収が弱かったりします。
21 ダイエットの落とし穴
極端なダイエットをしたことのある人は、ホルモンのバランスを壊すことが多く、閉経後の女性と同じように女性ホルモンが減少した状態になってしまいました。
22 カルシウムを上手に摂取する料理法
小魚ときのこのてんぷら
材料/2人分
    わかさぎ        10尾(250g)
    まいたけ・しめじ    各40g
   衣・スキムミルク      20g   
    ・小麦粉・水       各1/3カップ  
    揚げ油         適量

作り方
1. まいたけ・しめじは石づきを除いて4つに裂きます。
2. 衣の材料を混ぜます。
3. わかさぎとまいたけ・しめじに衣をつけて、170度の油でこんがりと揚げ、器に盛ります。お好みで、てんつゆで召し上がってください。
23 サプリメントの活用
信頼性の高いサプリメントやカルシウム強化の補助食の活用も効果的です。食の細い高齢者にとっては無理なく補給することができます。
24 骨量
最近の研究から、中高年からでも骨量が増やせることがわかってきました。寝たきりにならないためにも骨ケアを生活の中で上手に取り入れたいものです。
25 大豆製品は骨の強い味方
大豆製品はカルシウムのほかに、良質のたんぱく質やビタミンが豊富に含む理想的な食品です。大豆イソフラボンにはカルシウムの吸収を促進し、骨を強くする作用があります。
また、納豆には、ビタミンK2が含まれています。
26 カルシウムを上手に摂取する料理法
あったか豆腐
材料/2人分
    もめん豆腐          1丁
    素干し桜えび         10g
    にんにく(みじん切り)     1/2かけ
    揚げ油            適量 
    大根の葉           50g
    ナンプラ−          大さじ1/2

1. 豆腐は4等分にする。
2. 揚げ油を中温にしにんにくのみじん切りを入れ香を出す。桜えびを加え、からりと揚げる。
3. 大根は1cmに切って、塩でもむ。
4. 2・3を混ぜて、ナンプラ−で調味し、温めた豆腐の上にかける。
27 カルシウムの摂取量
日本人の場合、カルシウムの栄養素所要量は1日あたり600mgです。しかし、高齢者は、プラス200mg必要で、800mgとなります。
28 骨粗しょう症治療薬-1
日本ではビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤、エストロゲン、カルシトニンなど8種類の薬があります。一番よく使われている薬はビタミンD3製剤です。ビタミンDにはカルシウムの吸収を促し、骨を作る骨芽細胞の活性を高める働きがあります。
29 骨粗しょう症治療薬-2
ビタミンKも薬として使われています。ビタミンDと同じような作用があり、骨に作用して骨量を維持する働き、骨折のリスクを低くする効果があります。
30 骨粗しょう症治療薬-3
エストロゲンの補充を受けている人は、日本では2〜3%しかいません。その他、特殊な薬としてカルシトニンがあります。これは服薬ではなく、注射薬です。骨を強くするほか、骨量を増加させ、骨折の予防に効果があります。
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●2002.11
1 骨粗しょう症とは-3
人間はの骨は20〜40歳代で最大骨量に達し、それ以降、加齢とともに減少していきます。ことに女性は、閉経によって、骨をつくるように働きかける女性ホルモンが激減するため、骨からカルシウム溶出が促進される傾向にあります。
2 骨粗しょう症の症状
骨粗しょう症になって骨の内部がスカスカになると、ちょっと外力が加わるとつぶれたり、あるいは背が縮んだり背中が丸まったりします。脊椎変形による痛みで起き上がれなくなったり、尻もちをついたとき背骨がつぶれることもあります。
3 他の疾患による骨粗しょう症
2次性の骨粗しょう症になる場合もあるので注意しましょう。例えば、胃を切除すると、胃酸が出にくくなってカルシウムの吸収力が低下し、骨粗しょう症になる危険因子の一つとなります。
4 骨粗しょう症検査方法
ふつうは骨が減りやすい背骨と大腿骨、それに手首も加えた3ヶ所の骨量を調べます。骨の減り方は、場所によって異なるため、計る場所が多いほど診断が正確になります。
5 骨を丈夫にするには・・・
骨の健康を考え、カルシウム・ビタミンD、ビタミンKの3つに気をつけて摂取しましょう。腸からカルシウムを無駄なく吸収するためにビタミンDが必要です。また、骨量の減少を防ぐ働きもあります。
6 ビタミンDについて
ビタミンDの所要量は1日100〜200IUです。日光にあたることでその数分の1は、皮膚で合成することができますが、その他は食事で摂取しましょう。ビタミンDを豊富に含む食品には、サケ・サバ・うなぎ・マグロの赤身などがあります。
7 ビタミンKについて
ビタミンKは骨を健康に保つために大切な働きをするビタミンです。海藻・納豆・野菜などに多く含まれます。納豆を食べる習慣が、日本人から骨粗しょう症から守っていた可能性はあります。
8 とりすぎに気をつけたい食品-1
まずは、食塩とリンです。食塩の取りすぎに注意しなければならないのは、余分な塩分が体外に出ていくとき、カルシウムもいっしょに排出されるからです。
9 とりすぎに気をつけたい食品-2
嗜好品についても注意が必要です。最高摂取量として、コーヒーなら1日3杯、アルコールは日本酒なら1合、タバコは20本までに抑えましょう。
10 カルシウムを上手に摂取する料理法
厚揚げののりチーズ焼き

材料/2人分
    厚揚げ         1枚(200g)
    プロセスチーズ     40g
    焼きのり        全型1/2枚
    おろししょうが     小さじ1/2
    しょうゆ        小さじ1

作り方
1. 厚揚げは、厚みに深く切り込みを入れて袋にし、チーズとのりをはさみます。
2. オーブントースターで厚揚げがふくれるまで10〜15分焼きます。
3. 生姜じょうゆをかけてます。
11 乳製品はカルシウムの吸収に優れています
カルシウムの補給には、毎日牛乳を飲む習慣をつけたいものです。その他、スキムミルク・ヨーグルトチーズなども積極的にとりましょう。
12 牛乳が飲めない人へ-1
牛乳を飲むとすぐに下痢をしてしまう乳糖不耐症の人も、スプーン1〜2杯が大丈夫なら、少量の牛乳を飲むことからはじめ、胃腸を慣らすことで乳糖分解酵素が徐々に増えて飲めるようになることがあります。
13 牛乳が飲めない人へ-2
牛乳を温めるたり、スープやシチューなどに入れて加熱すると食べやすくなります。どうじても飲めない人には、乳糖をはじめから部分的に分解してあるタイプの牛乳がおすすめです。また、同じ乳製品でもヨーグルトやチーズには乳糖は含まれていないので、安心して食べられます。
14 カルシウムを上手に摂取する料理法
洋風白和えサラダ
材料/2人分
    もめん豆腐           2/3丁(200g)
    乾燥わかめ           3g
    トマト             2個(360g)
   a・プレーンヨーグルト       大さじ4
    ・マヨネーズ           大さじ1
    ・粒マスタード          大さじ1/2
    ・塩・コショウ          各少々

作り方
1. 豆腐は2cm各に切り、ざるに広げてしばらくおき、水けをきります。乾燥わかめは、水で戻し、熱湯をくぐらせ、水分をきります。2〜3cm幅に切ります。
2. トマトは、湯むきをし、12等分のくし形に切る。
3. ボールに豆腐の約半量を入れてつぶし、残りの豆腐とわかめ・トマトを入れ、aであえます。
15 骨粗しょう症の診断基準
骨中のカルシウム量が、若年成人(20〜44歳)平均値の70%未満になると、骨粗しょう症と診断されます。80%以上なら正常、70%以上80%未満なら骨量が減少していると判断されます。
16 骨粗しょう症の危険信号-1
1. 牛乳や乳製品はあまり好きではない
2. 小魚や豆腐、野菜はあまり食べない
3. タバコを1日20本以上吸う
17 骨粗しょう症の危険信号-2
1. 運動や体を動かすのが苦手
* 骨への刺激が少なくなり、骨を弱くします。
2. 日光にあたる機会が少ない
* ビタミンDは活性型ビタミンDに形を変えてカルシウムの吸収を促進します。
18 カルシウムを上手に摂取する料理法
高野どうふのとろみあんかけ
材料/2人分
    高野豆腐            2個(30g)
    小松菜             100g
    干ししいたけ          4枚
   a・だし              1カップ
    ・みりん・しょうゆ        各大さじ1
    ・片栗粉             小さじ1
    ・水              小さじ2
    お好みで七味唐辛子       少々

作り方
4. 高野豆腐はぬるま湯で戻し、水けをしっかり絞る。長さを半分に切り端から1cm幅で切ります。
5. 小松菜は4cm長さに切る。しいたけは水で戻し軸を除き、そぎ切りにする。
6. aを煮立てて高野豆腐・しいたけを入れ、弱火で5〜6分煮る。小松菜を加えて煮、しんなりしたら水溶き片栗粉でとろみをつける。お好みで、七味唐辛子を入れます。
19 骨粗しょう症の危険信号-3
1. 身長が低くなった 
* 背骨や腰骨がもろくなり、体の重みでつぶれたため起こります。
2. 背中が丸くなったり、腰が曲がったりしてきた
* 骨がつぶれることで起こる、骨粗しょう症の特徴の一つです。
20 骨粗しょう症の危険信号-4
1. やせている
2. 親戚や家族に骨粗しょう症の人がいる
* 同じ体質を受け継いでいる可能性があります。
3. 胃腸の手術を受けたことがある
* カルシウムを胃酸でとかして消化ができなかったり腸での吸収が弱かったりします。
21 ダイエットの落とし穴
極端なダイエットをしたことのある人は、ホルモンのバランスを壊すことが多く、閉経後の女性と同じように女性ホルモンが減少した状態になってしまいました。
22 カルシウムを上手に摂取する料理法
小魚ときのこのてんぷら
材料/2人分
    わかさぎ        10尾(250g)
    まいたけ・しめじ    各40g
   衣・スキムミルク      20g   
    ・小麦粉・水       各1/3カップ  
    揚げ油         適量

作り方
1. まいたけ・しめじは石づきを除いて4つに裂きます。
2. 衣の材料を混ぜます。
3. わかさぎとまいたけ・しめじに衣をつけて、170度の油でこんがりと揚げ、器に盛ります。お好みで、てんつゆで召し上がってください。
23 サプリメントの活用
信頼性の高いサプリメントやカルシウム強化の補助食の活用も効果的です。食の細い高齢者にとっては無理なく補給することができます。
24 骨量
最近の研究から、中高年からでも骨量が増やせることがわかってきました。寝たきりにならないためにも骨ケアを生活の中で上手に取り入れたいものです。
25 大豆製品は骨の強い味方
大豆製品はカルシウムのほかに、良質のたんぱく質やビタミンが豊富に含む理想的な食品です。大豆イソフラボンにはカルシウムの吸収を促進し、骨を強くする作用があります。
また、納豆には、ビタミンK2が含まれています。
26 カルシウムを上手に摂取する料理法
あったか豆腐
材料/2人分
    もめん豆腐          1丁
    素干し桜えび         10g
    にんにく(みじん切り)     1/2かけ
    揚げ油            適量 
    大根の葉           50g
    ナンプラ−          大さじ1/2

1. 豆腐は4等分にする。
2. 揚げ油を中温にしにんにくのみじん切りを入れ香を出す。桜えびを加え、からりと揚げる。
3. 大根は1cmに切って、塩でもむ。
4. 2・3を混ぜて、ナンプラ−で調味し、温めた豆腐の上にかける。
27 カルシウムの摂取量
日本人の場合、カルシウムの栄養素所要量は1日あたり600mgです。しかし、高齢者は、プラス200mg必要で、800mgとなります。
28 骨粗しょう症治療薬-1
日本ではビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤、エストロゲン、カルシトニンなど8種類の薬があります。一番よく使われている薬はビタミンD3製剤です。ビタミンDにはカルシウムの吸収を促し、骨を作る骨芽細胞の活性を高める働きがあります。
29 骨粗しょう症治療薬-2
ビタミンKも薬として使われています。ビタミンDと同じような作用があり、骨に作用して骨量を維持する働き、骨折のリスクを低くする効果があります。
30 骨粗しょう症治療薬-3
エストロゲンの補充を受けている人は、日本では2〜3%しかいません。その他、特殊な薬としてカルシトニンがあります。これは服薬ではなく、注射薬です。骨を強くするほか、骨量を増加させ、骨折の予防に効果があります。
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●2002.10
1 生活習慣病である「歯周病」
歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨などが破壊されていく病気で、ひどくなると歯は支えをなくし抜け落ちてしまいます。歯周病菌が血液を流れ、全身に運ばれることで、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こす原因になることがあります。
2 歯周病と食習慣
食習慣で「やわらかいものが好き」「栄養バランスが乱れている」などの傾向があります。歯や歯ぐきの状態が悪いからかたいものを食べないとも言えますが、柔らかいものばかり食べているから更に悪くなるともいえます。あまり噛まないから、唾液の分泌量が少なくなり、自浄作用が劣ってくるからです。
3 やわらかい食べ物
やわらかい食べ物は、歯や歯ぐきに粘着しやすく、歯垢がたまりやすくなります。歯垢はいろいろな種類の細菌が集まってできたもので、食べ物の中の糖分を栄養に増えていきます。これらの菌が出す毒素がなどが歯周病の原因になります。
4 歯周病の人の食バランス
エネルギーは足りているが、ビタミン類・鉄・カルシウムが不足している。という傾向があります。栄養バランスが悪いことは、歯ぐきや歯を支える骨の状態を悪くすることに結びつきます。
5 歯の栄養素
ビタミンCは、骨や皮の成分であるコラーゲンの生成を助ける役目があり、こわれた組織を正常な状態に治すのに必要です。ビタミンAは、上皮(歯ぐきの表面)粘膜を強くする役割があり、カルシウム・ビタミンDは、骨の形成に欠かせない栄養素です。
6 歯を守るために控えたい栄養素
糖分や脂質は、歯に付着しやすく、歯垢を増やす原因になります。一般に外食やコンビニ弁当などは、砂糖や油が多く使われています。1日2食の高齢者は、食事代わりに甘いおやつを食べる習慣がありますが、気をつけたものです。
7 口の中を衛生的に
口腔の自然免疫の主役は、唾液です。唾液をよく分泌することが大切です。
リラックスしておしゃべりを楽しみながら食べることで唾液の分泌は促進されます。
食べる環境を整えることも大切ですね。
8 ごまプリン

  材料/6人分
    黒ねりごま       25g
    牛乳          300ml
    ゼラチン        2g
    水           200ml
    *あなたの味方(台糖)   50g
    生クリーム       100ml

 作り方
1. ボールに黒ねりごまを入れ、泡立て器でよく混ぜながら、牛乳を少しずつ加えます。
2. 鍋にパウダーかんてんと水と1を入れて火にかけます。
3. かき混ぜながら、1〜2分沸騰させます。
4. あなたの味方(甘味料)を加えて溶かします。
 
*あなたの味方は、血糖値を上昇を緩やかにする働きのある甘味料です。
9 脳梗塞は脳卒中の1つ
脳の血管が詰まって血液が流れなくなるのが、脳梗塞、一方脳の血管が裂けて出血するのが脳出血です。高齢者になれば、以上のような病気で体が不自由になることが多くなります。
10 脳卒中の症状〜運動障害
もっとも起こりやすい症状です。障害された脳(右もしくは左)の反対側の手足にマヒが起こります。その多くは、片マヒと呼ばれる左右どちらかの半身マヒ(半身不随)ですが、四肢マヒになることもあります。
11 脳卒中の症状〜感覚障害
通常は運動障害と同じ部位に(顔・手足)に出現し、しびれ感、あるいはさわった感じが鈍くなることもあります。運動障害がなく、しびれだけが起こる場合もあります。
12 脳卒中の症状〜言語障害
大脳の言語中枢の障害による言葉の障害です。言葉がでてこないのは「運動性失語症」、
他人のいうことが理解できないのは「感覚性失語症」です。更に、両方障害されて全くコミュニケーションがとれない状態が「全失語症」で、話す・書く・読むことすべてにわたって障害されるため筆談もできなくなってしまいます。
13 脳卒中の症状〜視野の障害
視力は変化しませんが、視野の左右どちらかが半分、あるいは1/4だけ見えなくなることがあります。右大脳が障害されると視野の左、左大脳が障害されると視野の右に障害が出ます。
14 脳卒中の症状〜記憶・感情の障害
昔のことは覚えていても、最近のことはすぐに忘れてしまう障害です。
感情のコントロールがうまくできなくなり、悲しいこと楽しいとか感じていないにも関わらず、泣いたり笑ったりします。
15 脳卒中の症状〜知的機能の障害・その他の障害
日付や場所がわからなくなったり、計算障害、認知障害など痴呆のような症状を示すこともあります。その他、めまい・頭痛・吐き気・ふらつき・歩行障害、ときに後遺症としてうつ状態になったり、睡眠や食欲に障害がでることもあります。
16 増えている脳梗塞
日本人の脳卒中の70%は脳梗塞です。脳梗塞では、脳内の血管が詰まったり細くなったりして、血液の流れが悪くなり、脳の組織が死んでしまいます。近年、日本人において脳出血は減る傾向にありますが、反対に脳梗塞は増えています。
17 一過性脳出血(脳梗塞の前ぶれ)
脳卒中の症状が一時的に現われ、すぐに消えてしまう発作のことです。ほんの数分、中には数秒で症状が消えることもあるため、発作が起きたことに気づかない人もいるくらいです。通常は発症して24時間以内に症状が回復するものが一過性脳虚血発作といわれます。
18 ゼリードリンク
材料/3〜4人分
    オレンジジュース(果汁100%)  500ml
    ゼラチン            2g
    水               300ml
    あなたの味方          30g

作り方
1. 鍋にパウダーかんてんと水を入れて火にかけます。
2. かき混ぜながら、1〜2分沸騰させます
3. あなたの味方(甘味料)を加えて溶かします。
4. 火からおろして、ジュースを加えます。

* あなたの味方は、血糖値を上昇を緩やかにする働きのある甘味料です。
19 脳の健康
脳血管性の痴呆は予防が可能です。その予防方法は、「大人になっても脳を発達させること」です。脳は、幼少期にできてしまい、その後は老化すると考えられていましたが、最近、大人になってからも能力が伸びたり、神経細胞や回路が増えたりすることがわかってきました。予防には、栄養・睡眠・運動が必要です。
20 痴呆予防に有酸素運動
運動でも特に有酸素運動が有効です。脳は酸素がなければ活動できず、酸欠状態になると神経細胞はどんどん死滅してしまうのですが、運動することで新鮮な酸素を脳に多く送ることができます。
21 痴呆予防に睡眠・適度な嗜好品
睡眠に関しては、睡眠時間には個人差がありますが、脳にとってよいのは規則正しい朝型生活です。適度な飲酒ならストレス解消になるのですが、アルコールは神経細胞を殺すので、過度の飲酒や喫煙は脳を萎縮させます。
22 中華風がゆ
 
材料/4人分
    米           2/3合
    鶏がらスープ      小さじ1   
  A  熱湯          6カップ
    ごま油         小さじ1  
    塩           少々
    かに(缶)        80g
    しょうが        3g
    (しょうゆ・ごま油・・・・・各小さじ2)

作り方
1. 鍋に米とAを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして一度かき混ぜ、40〜50分ゆっくりと煮る。
2. かに缶をほぐし、しょうがは千切りにする。
3. しょうゆとごま油を混ぜ合わせる。
4. 1に塩とかにとしょうがを加えて混ぜ、ひとに煮する。
5. 器に盛って3をたらす。
*これからの季節、美味しい1品です。
23 血液をサラサラに〜魚の効用1
秋が旬のさば・秋刀魚などは、油がのって美味しいくなってきます。魚といえば、魚油に含まれるEPA、DHAが話題になります。EPAやDHAは、動脈硬化やそれに伴う心筋梗塞や脳血栓などを予防する作用が明らかになっています。血液の粘りを減らして流れをよくします。
24 血液をサラサラに〜魚の効用2
DHAは脳のリン脂質に多く存在し(EPAは存在しません)、脳細胞の形成や情報伝達機能に欠かせない役割を持っています。欠乏することはあまりませんが、週に3〜5日はとるように努めたいものです。
25 血液をサラサラに〜魚の効用3
魚は、酸化しやすい性質がありますが、植物性食品の抗酸化成分(ビタミンA・C・E、ポリフェノール、イソフラボン)がそれを防いでくれます。
トマトのリコピンは、油と一緒にとることで抗酸作用は増します。
26 さんまごはん
材料/4人分
    米              2カップ
    生さんま           2尾 
    オレンジジュース(果汁100%) 2カップ
    酒              大さじ2  
    塩              小さじ1/2
    しょうが・ねぎ        適量

1. 米は炊く1時間前に洗って30分水につけ、ざるに上げて水気をよくきり、炊飯器に入れる。
2. さんまは水洗いしてうろこと頭を落し、わたをとって腹の中も洗い、水気を拭いて半分に切る。
3. 1を炊く直前に、オレンジジュース、酒、塩を加えよく混ぜ、さんまを並べて普通に炊く。
4. 3が炊き上がったら12〜15分蒸らし、さんまをとりだして粗くほぐしながら骨を除く。
ご飯をさっくりと混ぜてさんまをもどし入れ、切るように混ぜ器に盛る。青ねぎを小口切りにし、ご飯の上に飾る。
* 魚の臭みがほとんどなく、食べやすいご飯です。
27 骨折の原因〜骨粗しょう症
骨からカルシウムがとけだして骨の組織がスカスカになり、折れやすくなる骨粗しょう症の人は、現在700万人とも1000万人とも言われています。
28 寝たきりの3位〜骨粗しょう症
寝たきりの原因の1位:脳卒中、2位:老衰、3位:骨折・転倒です。高齢者の体は筋肉が衰えている上に、骨粗しょう症などで骨がもろくなっているため、非常に骨折しやすい状態になっています。
29 骨の形成に必要なカルシウム
カルシウムは、血液の流れに乗って体内をめぐり、内臓の働きを正常に保っています。血液中のカルシウムが不足したときには、骨からカルシウムが溶け出して補い、十分な量があるときには、骨に取り込んで蓄積しています。
30 骨粗しょう症とは-1
骨粗しょう症とは、血液中のカルシウム濃度を保つために、骨からカルシウム溶出が続き、大根にスが入ったようにスカスカになる病気です。
31 骨粗しょう症とは-2
骨粗しょう症になると、骨はちょっとのショックや重さにも耐えられなくなり、腰や背中が曲がる、簡単に骨折するなどの症状がでます。
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●2002.9
1 1.今月は、高齢者の食に関するホームページの紹介をします。
●高齢者の食事づくりのポイント
http://www.health-net.or.jp/club/kourei/kourei07.html
<健康ネット(財団法人 健康体力づくり財団)>
2 2.高齢者の食事を考える
高齢者のことを考えたレシピの紹介がされています
http://allabout.co.jp/gourmet/cookingabc/closeup/CU20020203a/index3.htm
<ALL ABOUT JAPAN>
3 3.書籍の紹介
献立、栄養管理について複数の書籍を紹介
http://www.kaigo-fukushi.com/daiichi/daiichi2.htm
<第一出版>
4 4.嚥下について詳しく説明がされています
http://www5.ocn.ne.jp/~swallow1/video.htm
<嚥下障害支援サイト>
5 5.要介護高齢者の栄養管理における研究
http://www.komenet.or.jp/_research/theme03/
6 6.沖縄の長寿の秘密
http://www.health-station.com/topic95.html
<HEALTH MEDIA>
7 7. スプーンの紹介ホームページ
http://www.ohno-ind.co.jp/
<大野産業株式会社>
8 8.嚥下困難について詳しく紹介され、レシピも写真つきでわかりやすいです
http://www.pci-area.tonami.toyama.jp/kiraraeiyounoresipi.htm
<「きらら栄養」のレシピ>
9 9.介護のための口腔ケア・マニュアル
http://www5a.biglobe.ne.jp/~miura-dc/oralcare/care_04.html
10 10.介護についてQ&A式になり、疑問に思うことをすぐに調べれます
http://www.millea-kaigo.ne.jp/kaigo/shikata.html#top
11 11. 介護福祉について、幅広く知ることのできるホームページです
http://www.kaigo-fukushi.com/index.htm
<毎日新聞 介護福祉.com>
12 12.おいしく食べる工夫や環境など詳しく説明されています
http://e-taberu.com/
<いわき食介護研究会>
13 13.介護商品・レシピ・Q&Aが紹介され、嚥下の仕組みは勉強になります
http://www.kewpie.co.jp/care/
<介護食応援団:キューピー>
14 14.視聴覚教材情報
http://w2.hsc.ibaraki-hsa.or.jp/hsc/lental/av-edu/slide.htm
<茨城県健康科学センター>
15 15.検索機能を使い、調べたいことを検索してみましょう。
http://dumpty.nih.go.jp/tishiki.html
<健康栄養学情報検索>
16 16.ケア・マネージャーが選ぶ行事食が月々紹介されています
http://www.sankyo.co.jp/healthcare/vitamin/index.html
<三共ヘルスケア 栄養レシピ>
17 17.介護関連の書籍
http://www.ishiyaku.co.jp/
<医歯薬出版>
18 18.嚥下困難・咀嚼困難の栄養管理について
http://www2.eisai.co.jp/hcare/chapter_15/
<エーザイ 在宅医療の実践Q&Aより>
19 19.書籍検索では、こちらのページで
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4804107851/deafbook-22/250-4263679-5726617
<Amzon.com>
20 20.嚥下障害について
http://www.welfareinfo.com/knowledge/health/body_throat.html
<福祉情報提供サービス>
21 21.高齢者の心の健康
http://www.welfareinfo.com/knowledge/health/mind_health.html
<福祉情報提供サービス>
22 22.心の病気<拒食>
http://www.welfareinfo.com/knowledge/health/mill_noeat.html
<福祉情報提供サービス>
23 23.メニュー豊富なサイト。高齢者のメニュー作りに強い見方
http://www.shoku-chan.com/
<食チャン・ドットコム>
24 24.給食管理・栄養指導・食事調査ができるソフトの紹介
http://www.dynamics.co.jp/index.htm
<鹿島プラント工業株式会社>
25 25. 四群点数法を使った栄養計算プログラム
http://www.eiyo21.com/Baswin.htm
<女子栄養大学出版部>
26 26.介護・高齢者向け商品がたくさんあります
http://healthcare.kissei.co.jp/
<キッセイ薬品工業・ヘルスケア事業部>
27 27.シニアレシピ集
http://care.toshiba.co.jp/care/benri/resipi/index_j.htm#typresipi
<東芝ケアコミュニティ>
28 28.食事をおいしく、安全に食べる工夫
http://care.toshiba.co.jp/care/hanashi/skguide/skguide2.htm
<東芝ケアコミュニティ>
29 29.医学用語の基礎
http://care.toshiba.co.jp/care/benri/igakugo/index_j.htm
<東芝ケアコミュニティ>
30 30.介護食を宅配してくれるメーカーです
http://www.kaigo-fukushi.com/taihei/taihei.html
<タイヘイ株式会社>
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●2002.8
1 食は命なり1
人生の末期において、死ぬまで命を燃やし続けた力(エネルギー)は、食物により生み出されたといっても過言ではありません。臨終はさまざまですが、特に老衰末期の終末ターミナル)に向かってQOL(生活・生命・生存)を高め、命の尊厳と意義と現実を真摯に受け止め評価されるものでなければなりません。
2 かるかん

材料/1人分
    やまといも       20g
    上新粉         12g
    グラニュー糖      15g
    水           10ml

作り方
1.やまといもは、皮をむいてフードプロセッサーにかけ、滑らかにし、グラニュー糖を加えてよく混ぜる。
2.水を少しずつ加えて伸ばし、上新粉を加えて混ぜあわせる。
3.バットに固く絞ったぬれ布巾を敷き、2を流し入れて表面を平らにし、蒸気の上がった蒸し器に入れる。
1. 強火で50〜60分くらい蒸し、菜箸をさしても何もついてこなければそのまま冷やします。布巾をはずし切り分ける。
3 食は命なり2
食が生活のすべての優先されることは明らかで、人類の幸福の礎でもある。
人は、生まれてから食べ物と出会い続け、食習慣が形成され、それが心身の健康の摂理に適したものであればあるほど、健康長寿が実現します。
4 栄養素が満たされていればいいのか1
栄養素を体内に送り込めばよいという技術的支援ではなく、食事は口を通して食べる(経口摂取)という当たり前の行為が全人的ケアとして非常に重要な意義があることは科学的にも解明されています。
5 栄養素が満たされていればいいのか2
経口摂取という当たり前の摂取方法が、経口栄養、輸液など簡単に移行され、必要な栄養量の確保のみが優先されるだけではなく、常に食生活環境を整えた支援、すなわち口から肛門に関する専門的対応と支援が連携され、個人差が大きい終末期高齢者に対し最後までQOLを高める総合的支援が望まれます。
6 口から食べる意義
口(口腔)の機能(活用)の重要性を再確認し、嚥下・咀嚼など、一連の機能低下による諸問題についても十分理解を深め、「口を通して食べることは、口からのリハビリの基本であり、すべてに優先する課題であることを認識します。すなわち、人間らしい生きる原点として経口摂取への支援が尊厳あるものとして存在しなければなりません。
7 栄養の心理‘’心の栄養‘’への働きかけ
終末期、特に老衰末期には、人としての生活機能のすべてにおいて著しい低下傾向にあるが、精神・心理機能はかなりの水準に維持されている。
人生の死の最後の一口(1滴、1さじ)までが終末食を意味するが、食べる側にとって、生きる営みとしての食物は何にも増して喜びが実感でき、心の働きかける最終の手段として期待されます。
8 豊かな生の終末食の基本
対象者の個別性に対応し、終末期(ターミナルステージ)の変化に合った食生活支援であり、常に尊厳に満ちた食事介助であり、嗜好を配慮した喜びと思いやりのある栄養管理が望まれます。
これは、栄養士が知恵をだし、取り組める仕事です。
9 最終場面の食の支援
死の臨終において、最後までどう働きかけ支援するかは、個別性に合わせながらこれまでの介護支援の延長線上にケースバイケースに対応することになります。
日ごろからの信頼関係が重要であり、共に生きるという姿勢で関わることが求められます。
個人情報を記録した食生活カルテ(嗜好・栄養管理・栄養アセスメント)を最後まで活用し、‘温かいもてなしの心’の関わりを大切に適切な援助を心がけましょう。
10 在宅訪問 〜肺がん末期の女性の栄養指導〜1
数年前、告知されていない肺がん末期の婦人を訪問していました。家族の希望で知らされていなく、貧血・褥瘡の対応をすることで依頼がありました。がん末期であるために、食欲がありません。ご主人が介護をされ、訪問当日は、私とご主人が昼食を作りました。
お肉のメインに、ビーンズカレースープ、デザートを作るなか、患者さんは、「トントントン」という音や料理の臭いが食欲を掻き立て、出来上がった料理を喜んで食べていただきました。もちろん、少量でしたが。
11 在宅訪問 〜肺がん末期の女性の栄養指導〜2
末期がんの患者さんにとって、人間にとって「食べる」ことはどこまでも「生きる」であると感じた訪問でした。1ヶ月後、安らかに死を迎えられました。栄養士として、「おいしい」と喜んで笑っていただいたことは、一生涯忘れることはできません。私は、温かい心を頂いたと今でも思っています。
12 簡単アイスクリーム

材料/2〜3人分
    卵黄          1玉
    グラニュー糖      大さじ3〜4
    生クリーム       200ml
    牛乳          60ml
    バニラエッセンス    少々

作り方
1. 材料はボールに入れ、泡だて器で少しもったりするまでよく混ぜる。
2. 器に入れて密封し、冷凍庫で固める
13 在宅訪問 〜いくら食べても満足しないおばあちゃん その1
娘さんが2日に1回通って介護しているAさんは、耳が遠いのに、聞こえなくていい話には反応され、笑いが止まらない可愛いおばあちゃんです。寝たきりですが、飲み込みが少し難しくなってきた程度で、特に問題がありません。
「おはぎ」が食べたいとの要望で、もち米にスキムミルクを入れたカルシウムアップの料理を作りました。明日に続く・・・
14 在宅訪問 〜いくら食べても満足しないおばあちゃん その2
嚥下が少し難しくなっているため、「おはぎ」は食べれないと思っていたのですが、好きなものは食べれるのですね。びっくりした一瞬でした。いくら食べても、満腹感がないのか、
喜んで「おいしい」といいながら、パクパクと食べる姿は、嗜好を考えた献立が一番だと証明してもらっているようでした。
食べれるかは、こちらが判断するのではなく、対象者に合わせるのがいいのだと思いました。しかし、細心の注意は必要ですね。
15 在宅訪問 〜子供に恵まれ、日替わりに食事を作ってくれる その1
基礎疾患の糖尿病が悪化しないかヒヤヒヤしながら訪問をしていた90歳を越えているおばあちゃんは、7人の子供に恵まれ、孫・ひ孫を含めると50人以上になる幸せな家庭で過ごされています。しかし、毎日お昼は、娘・お嫁さんが交代に入れ替わり食事の支度をされています。好きなものを好きなだけ食べさせてあげることが幸せであると、競って食事つくりをされています。ありがたい反面・・・
16 在宅訪問 〜子供に恵まれ、日替わりに食事を作ってくれる その2
食事つくりを作ってもらう喜びと、残せない苦しさがあるのを知り、糖尿病が悪化しないように指導をするのには、家族の協力と本人の意識を持ってもらうことが大切であると思いました。厳しい指導をすると低血糖を起こすこともあり、高齢者の指導は難しいと痛感しました。基本的なことですが、「食事をとっていないときは、薬を飲まない」この一点は強調した指導項目でした。今もお元気で、家族の愛情に恵まれて本当に幸せな日々を送られています。
17 桃ジュース

材料/2人分
    にんじん        30g
    黄桃          30g
    レモン汁        少々
    水・黄桃缶汁      お好みで

作り方
1. にんじんは、皮をむいて薄く切り、茹でる。
2. 1・黄桃をミキサーにかけて滑らかにし、水・レモン汁・砂糖で味を調える。
*暑いときは、氷をミキサにかけるときに入れるとおいしい
18 在宅訪問 〜口から食べたい希望をかなえるために その1
鼻からチューブを入れている患者さん(男性)は、「口から肉が食べたい」「桃が食べたい」など嚥下困難のため、口から食べることができないのですが、何とか食べれるようにならないかとドクターから依頼がありました。口の中はチューブ栄養で水分・栄養共に十分摂取できています。
水にとろみをつけて、一口食べることからはじめました。
19 在宅訪問 〜口から食べたい希望をかなえるために その2
水の次は、お味噌汁・豆腐・シチューなど食べれるようになり、口から食物を摂取することで言語がはっきりしてきたのには驚きました。マニュアルに通りの成果が現れました。
本人の意欲、家族の協力、医療従事者の連携などさまざまな要因がプラスされた結果です。
最近は、口から少しずつ食べれるようになってきたので、以前のように「食べたい」と強く言われることはなくなりました。しかし、次なる課題は「ステーキを食べる」ことです。ミンチやこまごまにした肉は、肉ではないそうです。食べたい意欲と生きる意欲は同じように感じます。満足いく食事の提案こそ、管理栄養士にしかできないことでしょう。
20 在宅訪問 〜毎年夏の入院を阻止できるか?? その1
パーキンソンの患者さんで在宅療養されている60歳代の男性は、夏になると薬の効き目が悪く、ここ数年毎年、入院をされています。ドクターの指示で、なんとか今年は入院をしないで自宅で療養させてあげたいとの依頼を受け、薬効を高めるために、朝・昼のたんぱく摂取量を減らし、夕食で減らしたたんぱく質を補う食事療法を開始しました。(経過については明日へ続く)
21 在宅訪問 〜毎年夏の入院を阻止できるか?? その2
標準体重から1日たんぱく摂取量を60gと算出し、当初体のことを考え、朝・昼のたんぱく摂取量を30gにして食事療法をすすめましたが、例年通り体調が思わしくなく、医師との話し合いで、朝・昼のたんぱく摂取量を20gに減らしたところ、現在は安定した状態になりました。
発熱が頻繁に起こるため、たんぱく質量は60gに設定して、夕食に40g摂取するように指導をしています。夏だけ食事制限なので、朝・昼は、肉・魚・豆腐・卵を食べないといった明瞭な指導をしています。医師とは、メールで連絡・報告をし連携をしています。
22 バナナクレープ
 
材料/1人分
    卵           20g
    小麦粉         20g
    牛乳          40g
    油           小さじ1
    バナナ         1本

作り方
1. 卵は割ってよくほぐし、小麦粉を少しずつ加え混ぜ、牛乳でのばす。
2. 油を加え、5分くらい置く。
3. フライパンを熱して油を薄くひき、生地を薄く流す。
4. 両面を焼き、適当に切ったバナナを巻く。
*クレープの生地にスキムミルクを加えるとカルシウムもアップする。お好みで、季節の果物を使いましょう。
23 在宅訪問 〜介護をする家族の協力〜
ご主人の介護を献身的にされ、食事つくりにも熱心で、自分のことよりもご主人のことを考え、外出は病院に薬をもらいに行くのと、1週間に1度の買い物だけ。こちらも、いろんなアイディアを提供し喜んで食事作りをされていました。熱心な家族の方にはこちらも力が入ります。しかし、これでよかったのかな??と疑問視する結果が数ヵ月後に現れました。
24 在宅訪問 〜介護をする家族の協力〜
主人のために頑張っておられた奥さんが、持病の心臓病で亡くなられた時、私はショックで呆然としてしまいました。訪問栄養指導はで介護者も励まし力付けていくのが私の仕事でもあり、全力で取り組んだ結果でした。自己満足の指導でなかったか、介護者の苦労を理解していたか、反省点はたくさんありました。この経験が次の訪問栄養指導に生かされるようにしたいと強く思いました。
25 葛湯

材料/1人分
    葛粉          大さじ1
    砂糖          大さじ1
    水           180ml
   お好みで、しょうが汁・味噌・抹茶・カルピスなどを加えてみましょう。

作り方
1. 材料を小鍋に入れ、よく混ぜて葛粉を溶かします。
2. 弱火にかけ、絶えずかき混ぜてフツフツと煮えてきたら1〜2分さらに煮る。
3. 透明になったら火を止め、お椀に盛る。
*しょうが汁・少量を水で溶いた味噌・抹茶は後から、カルピスは最初から加える。
26 乳製品のシャーベット
 
材料/1人分
    乳酸菌飲料         50ml
    100%ジュース       50ml
    砂糖            15g
    卵黄            1個
    季節の果物         30g
    ヨーグルト         100g
    砂糖            15g

作り方
1. 乳酸菌飲料、ジュース、砂糖はよく混ぜ合わせ、1つ仕切りが小さめの製氷皿に入れ、冷凍庫で冷やし固める。
2. 季節の果物、ヨーグルト、砂糖はよく混ぜ合わせ、1と同様にして冷やし固める。
* 嚥下困難な人、発熱した人のための口当たりのよい栄養補給食です。冷たさにより舌を刺激し、口の中で滑らかに溶けます。
27 蒸しカステラ
 
材料/1人分
    卵           25g
    砂糖          17g
    レーズン        2g
    上新粉         20g
    食紅          少々

作り方
(ア) 卵は卵白と卵黄に分ける
(イ) 卵白は固く泡立て、砂糖を2回に分けて加える
(ウ) 2に卵黄を混ぜ、上新粉を入れてさっと混ぜる
(エ) ふるいまたは裏ごしに固く絞った布巾を敷き、3を1/2流し、レーズンをちらし、さらに1/2を流し、上を平らにする。
(オ) 蒸し器に入れ、強火で20分蒸す。
28 医師との連携
訪問栄養指導をする上で、医療スタッフの一員として、常の連携が必要です。
私は、提携している医療機関の医師より、訪問依頼を受けて患者さん宅を訪問します。できるだけ、詳しくメールで報告し、次につなげています。
訪問回数は、1ヶ月に1〜2回です。嚥下困難の方への指導は、使う食材・とろみ剤などの情報を医師に伝えておけば、回数が少なくても対応ができます。しかし、介護保険で訪問する限界を感じています。
29 患者さんとのコミュニケーション
医師からの依頼で、患者さん宅を訪問します。はじめての訪問は、多少なりとも緊張しますが、少しでも元気になってもらえるのなら・・・という思いで伺います。
私は、管理栄養士である前に、1人の人間として接するようにしています。信頼関係が成り立たないと、指導は難しいからです。自分の家族のこと、趣味など指導が終了すれば、雑談もコミュニケーションをとるには、欠かせないものです。
30 在宅の訪問には、必須として調理業務をします。嗜好を考慮し、簡単で個人に適応した物を考えていきます。しかし、患者さんの中には、1日の間に数回睡眠をとり、食べてほしいときにタイミングが合わないこともしばしばあります。後日、訪問時に作った食事がどうであったか聞くようにしています。訪問の時間設定も難しい課題です。
31 訪問をして、わかった食事内容
ある患者さんを訪問し、食事時間・内容を聞いて特に問題がないと判断しました。
血圧が高く、便秘気味でどうにかしたいと言われて困り果ててしまいました。
お嫁さんが食事を作り、「これは嫌い」「食べない」と好きな物しか食べず、わがままを言う姿をみて、原因は食べ方のあることがわかりました。
私は、可能な限り、冷蔵庫を見せてもらいます。聞き取りよりも、リアルな食習慣が想像できます。しかし、信頼関係を築いてからにしていますが。
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●2002.7
1 <食の知識・工夫>
皮膚のかゆみ
高齢者のかゆみには
・ 老化によるもの
・ 服用している薬によるもの
・ 病気によるもの(糖尿病など)
2 <献立>
14. かやくうどん

材料/1人分
    ゆでうどん       1玉
    湯葉(乾燥)       10g
    鶏もも肉(皮なし)    50g
    水菜          50g
    だし汁         1カップ半
  A みりん         大さじ1
    しょうゆ        小さじ 1
    塩           少々

作り方
1. 湯葉は水にくぐらせ、戻しておく。
2. 鶏肉は一口大に切る
3. 水菜は4〜5cmの長さに切る
4. 鍋にだしとAをいれて5分煮、アクをすくい除く
5. 4にうどんを加えてほぐし、再び煮立ったら湯葉と水菜を加え、ひと煮し器に盛り付ける。
暑くなってきました。水分補給がより必要な季節になりました。
伊藤ハムの水分補給ゼリー飲料「とろみ茶・水ゼリー」は、保存ができ、手軽に飲める食品です。
3 <食の知識・工夫>
夜間、身体が温まるとかゆみが増し、眠れなくなることもあります。強いかゆみになると肌を掻いて傷をつけ、感染症になることもあります。
高齢者の場合、清潔にするためにゴシゴシ洗ってしまう人もあり、皮膚の乾燥を招いたり皮脂腺を減少させることにもなるため、こすりすぎには注意!!
皮膚の保護には、入浴後クリームなどで保湿したり、室内の温度・湿度を調節が必要です。
4 <食の知識・工夫>
かゆみと食事
かゆみの根源を除去し、ビタミン類の多い食品を十分に摂取しましょう。たんぱく質は細胞の活性化に役立ち、脂質は消耗した組織への補給源となるので良質なものをとることが大切です。
5 <食の知識・工夫>
脱水症
老化による腎臓の萎縮、重量の減少、腎動脈の硬化、ネフロン数の減少、体液の浸透圧などの崩れから、高齢者は脱水を起こしやすくなります。
発熱・下痢・発汗などの原因で水分は過激に体外に排出されますが、高齢者になると口渇感覚が鈍化して水分摂取量が減少するため、脱水状態になりやすくなります。
6 <食の知識・工夫>
水分摂取は、欲しいときに一度に多量に摂取するとし心臓や腎臓に負担をかけるので、注意が必要です。水分補給は、数回に分けて行うことが望ましい。
食欲不振で食事が進まないときでも、お茶・水・ジュース・ゼリー・水分の多い果物などで補いましょう。
1日の摂取水分量の目安は1.5〜2Lです。
7 <食の知識・工夫>
食事介護
生命の糧でもある食事は、健常者にとっては日常生活の営みの中で気にも留めずに行われていることですが、摂食障害をもつ人にとっては重要なことで、入浴・排泄とともに食事介護は3大ケアの1つと言われています。食べることへの援助は、生きることへの援助として日々取り組みたいですね。
8 <食の知識・工夫>
食事介護の基本1
‘食’を通して心の交流をしましょう。食事の時が一番コミュニケーションがとりやすく心なごむひとときです。こころのゐ洋も大切なもの、温かい言葉かけが重要ですね。
9 <食の知識・工夫>
食事介護の基本2
‘食’を通して自立への援助をしましょう。能力の維持・向上をめざし自立への援助を行い、人間らしく希望のもてる生活を応援したいですね。
10 <食の知識・工夫>
気をつけたい食事介護のポイント1
食事を残した場合、食べれなかった理由や少しの変化を見逃さないようにしましょう。
‘食’は食欲に始まり、摂食→嚥下→消化→吸収→排泄と一連の流れがあり、そのいずれも欠けないよう、十分に気をつける。